そもそも妖怪とは?01

妖怪は本当にいるの?

そもそも、妖怪は本当に存在するのでしょうか。

いないと言ってしまえばこの話はここで終わってしまうので、少なくとも妖怪は存在するというスタンスでこれからのお話は進めていこうと思います。

妖怪に限らず、未確認のものはいずれもそうですが、妖怪は存在するという根拠も、存在しないという根拠も確実なものが提出できないからこそ、人々の中には存在し続けます。

本当にいるかどうかは分からないとは言え、妖怪という言葉はよく知られていますし、例えば「座敷童」や「一つ目小僧」など、多くの人はいくつかの妖怪を挙げることができるでしょう。

それはつまり、仮に「座敷童」が目の前に出て来たのであれば、多くの人が妖怪を見たと証言できるということでもあります。

誰も妖怪を見たことはなくても、妖怪に会えば、それが妖怪だと分かる。これはどういうことなのでしょうか。

いわゆる、妖怪は私たちの心の中にいるということなのでしょうか。

それとも、数々の妖怪を扱った作品による学習があるからこそ、私たちは妖怪を妖怪だと判断することができるのでしょうか。

では、妖怪の実態とは一体どこにあるのか。
私たちは妖怪の何を見て妖怪だと判断するのか。

所詮、誰かの作り物であるところの妖怪が市民権を得て、私たちの心の中に住み着いているという話しなのでしょうか。それはつまり実在しないということなのか。

妖怪のことを本気で考え出すと、このような疑問ばかりが浮かんできます。いるのかいないのか分からない。つまり、妖怪とは一体なんなのか、何をもって存在すると言えるのか。

そのようなことを考えると、とても学問的な話になってきそうです。