「不思議」と戦う人達03

悪魔と戦うエクソシスト

日本においては、鬼を従え鬼と戦う人達の代表として陰陽師がいますが、西洋では悪魔と戦うエクソシストと呼ばれる人達が存在します。

鬼と同じように、悪魔の存在もまた不明瞭なものに違いありません。

つまり、悪魔に憑かれている人がいたとしても、それが悪魔の仕業だと言いきることができるのかという問題は付きまといます。

悪魔に憑かれて困っている人達はエクソシストを頼りますが、その症状は痛みもあればヒステリーのような症状もある。

映画やドキュメンタリーなどでは、女性の口から出るとは思えない低い声で、宿主の見た目にはとても似つかわしくない程の卑猥な言葉を吐く姿が映し出されることがあります。

また、人間とは思えない(人間の体をおもちゃにしているような)動きをしたり、自らの(宿主の)体を傷つけることもある。エクソシストを敵だと認知しており、恐ろしい脅しの文言を吐くこともあります。

やはり日本では同じような症状でも鬼に憑かれたとか、キツネに憑かれたという言い方をするのですが、西洋では日本に比べて信仰心の篤い人が多いからか、悪魔や神の存在が身近であるからか、より症状が深刻なものとなるようです。

いずれにせよ、どんな症状だったにせよ、心理学を含む医学や科学で説明できないような症状ではないことも確かです。

例えば悪魔に憑かれているのではなく、悪魔になり切っていると考えれば、その人が偏執病(パラノイア)であると言えるかもしれません。

パラノイアの主な症状に、攻撃的になる、不信感が強くなる、高慢になるなどがありますが、これは悪魔のイメージと重なるところがあります。

それでもエクソシストのような人達が存在するのは、心理学や医学では説明の出来ない部分があるからなのでしょう。