そもそも妖怪とは?02

妖怪と幽霊って違う?

妖怪はいるのか、妖怪がいるというのはどういうことなのか、という問題に加え、妖怪と幽霊って違うの?という疑問も頭をもたげます。

妖怪を見れば妖怪と分かる。幽霊を見れば幽霊と分かる。この両者の違いは何なのか。

筆者の予想では、妖怪には何らかの役割があるのに対し、幽霊には目的こそあれ、役割は存在しないという違いがあるのではないかと思います。

例えば、一般的には座敷童を見たりすればその人は幸せになるとか、座敷童がいる家は財に恵まれるという話しを聞きます。

座敷童が出る旅館として有名になり、お客さんが絶えないところもあるようですし、実際にそこで座敷童を見て幸せになっている人もいると言います。

ところが幽霊は、私たちには何もしてきません。

怖い話やホラー映画だと幽霊は何らかの怨念を持っていて、関わった人に害を与えます。それは幽霊の特性であって、役割ではないのです。

どういうことかと言うと、幽霊は怖い存在かもしれませんが、必ず人に影響を与えるという印象はありません。

良くも悪くも、人は幽霊に何か具体的な効果を期待している訳ではないのです。運が悪ければ幽霊によって良くないことが起こるが、運が良ければ幽霊とは行き会っても何も起こらない。交通事故のようなものでしょうか。

言い方を変えれば、妖怪と会った意味は人間が決められるけれど、幽霊と会った意味は人間には決められないという違いがあると筆者は思います。